もちろん、地道な努力や謙虚さは大切です。
しかし、交通網が発達し、インターネットによって世界中の情報が行き交う現代では、良いものをつくって待っているだけでは、その価値に気づいてもらえません。
今、必要なのは、「一引き、二運、三器量」の意味を、PR戦略として捉え直すことです。
現代のPRに置き換えるなら、「引き」は自社の価値を理解してくれる人、つまりターゲット。「運」は、情報を届けるタイミング。そして「器量」は、商品やサービスそのものの魅力です。
どんなに優れた商品でも、その価値を理解してくれる人に出会えなければ、広がりません。また、情報を届けるタイミングによっても、反応は変わるのです。
「ひこにゃん」の場合
私は、こうした考え方を「ひこにゃん」のPR戦略にも応用しました。
「ひこにゃん」は当時、2007年に彦根市で開催された「国宝・彦根城築城400年祭」のイベントキャラクターでした。
そんな「ひこにゃん」が全国的に知られるきっかけとなったのが、滋賀県からのPR依頼でした。「イベントの来場者を増やしてほしい」と言われたのです。
そこで私が着目したのが、「ひこにゃん」が持つ、ある力でした。


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