朝のかつやは、ゆっくり食べられる穴場だった
サラリーマンの味方であるかつやですが、2024年9月以降、既存店客数が前年同月割れを続けているなど、不振が続いています。背景にあるのは度重なる価格改定。とくに2025年10月の価格改定では、定番の「カツ丼(梅)」が税込682円(税抜620円)に引き上げられ、税抜500円台のメニューが消滅。その一方で、松屋フーズが展開する「松のや」が台頭、コストパフォーマンスの高さから支持を伸ばしています。簡単に言えば、「かつや、最近結構厳しい」という感じ。
そんななか、訪れたのは、平日朝9時半の新橋店。ランチタイムには行列ができ、相席で食べるのが当たり前という混雑ぶりですが、この日は特に空いていて、客よりも店員さんのほうが多いくらいでした。カウンター席にはポツリポツリと客が座り、4人掛けのテーブル席では、高齢の男性がひとり、競馬新聞を眺めながらマークシートを塗りつぶしています。
混雑する時間帯とは別世界。落ち着いて、じっくり食事を楽しめる穴場です。味も大満足で、かつやの底力を感じました。
券売機で食券を買うスタイルではなく、店員さんがお茶を持ってテーブルまで来て、注文を聞いてくれます。店内は掃除が行き届き、卓上の調味料もきれい。魔法瓶には冷たいほうじ茶が用意されているのも、嬉しいポイントです。
ひとつだけ希望を言わせてもらえるなら、から揚げを千切りキャベツに変更できるようにしてほしい。歳をとるにつれ、朝から揚げ物を食べるには、それなりのコンディションが必要になってきました。大好きなとん汁を食べに行きたいのに、揚げものが重く感じる日が増えたのです。
揚げたてのから揚げを頬張りながらも「たまごかけご飯に、千切りキャベツ、とん汁。そんな朝食がアプリのクーポン利用で439円になったら、週1ペースで通えるのになぁ」なんて、妄想にふける朝です。


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