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仕事に介護…なぜ「忙しい日々が続くと体調を崩す」のか 免疫学者が明かす、体が免疫を"わざと抑えている"意外な仕組み

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不調の人物
ストレスが免疫の健康にどのように影響するのか(写真:Bucci/PIXTA)

INDEX

長期的なストレスが健康の悪化につながることは、多くの研究で報告されています。ウイルス感染による症状が重症化しやすく、傷の治りが遅く、ワクチン接種への反応が弱いことも。
第一線で活躍する免疫学者ダニエル・M・デイヴィスによる著書『SELF DEFENCE 体を守る免疫の真実』から、ストレスによる免疫の影響について紹介します(翻訳:久保尚子)。

ストレスが与える免疫への影響

生理学者のハンス・セリエ以降、何万人もの科学者たちが、ストレス時に体内で何が起きているのかを解明しようと膨大な労力を費やし、画期的な冒険を繰り広げてきた。

その成果として現在では、いわゆる「闘争・逃走反応」――有害な出来事、攻撃、脅威に対する体の反応――が起き、ホルモン変化の連鎖によって体が興奮状態になることが知られている。

同様の連鎖反応は、実際に危険に直面したときだけでなく、交通渋滞に巻き込まれるなど、それほど脅威ではない状況でも起こる。脳幹の真上にある視床下部から「副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)」が放出され、脳下垂体に向けたシグナルとなる。

脳下垂体は視床下部のすぐ下にある豆粒ほどの大きさの腺で、「内分泌系の司令塔」として機能し、ここで産生される多様なホルモンは血流に乗って全身に運ばれ、成長、血圧、エネルギー代謝から体温調節、痛みの緩和まで身体機能を調節する。

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