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ライフ #だから、ひとり暮らし

"60代バツなしおひとりさま"折原みとが慈しむ湘南のひとり暮らし、「あ、これでいいんだ」を伝えたい—100万部作家の今

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小説『時の輝き』が110万部のベストセラーを記録した折原みとさんの自宅を訪ねた(撮影:梅谷秀司)
  • 蜂谷 智子 ライター・編集者 編集プロダクションAsuamu主宰
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その後、八ヶ岳を訪れたら自然への衝動がもっと野性化して、山の家も持つことにしました。八ヶ岳ではカフェ経営も経験して、作品の中にも、結構カフェをやる話が出てくるんですよ。

10数年前から借りている茨城の古民家のコンセプトは『田舎のおばあちゃん家』。懐かしさとか、ノスタルジーみたいなものをイメージしています。

そしていちばん新しい横須賀のアトリエは、横須賀市の地域活性化事業で始まったアーティスト村で借りている家。横須賀を舞台にした小説の取材で物件を探すうちに出会って、自分好みにリノベーションしました」

計画があるわけではない。定期的に「やりたくなっちゃう」のだという。新しい拠点は、気持ちのカンフル剤のようなものですか、と尋ねてみた。

「そう、注入するんです(笑)。新しい環境を得ると、リフレッシュできます。そのおかげか、書きたいものがなくなったことは、今まで一度もないですね。『このままじゃヤバいな』と思ったら、きっと危機感に駆られて、何か新しいことをやるんだと思います」

都会のマンションでは飼えなかった大型犬。3代目のハルちゃんは、生活の相棒(撮影:梅谷秀司)

楽しい“60代バツなしおひとりさま”ライフを発信

60代になっても、好奇心は衰えない。2025年2月には、Instagramに「mito/60代バツなしおひとりさま」というアカウントを開設した。

「60代になったので、また何か新しいことをしたくなっちゃったんです。そうしたら、私と同じような“バツなしおひとりさま”の人をはじめ、いろんな方がすごく共感してくださって。

みんな、人と自分を比べてコンプレックスを持ったり、引け目を感じたりしてるんじゃないでしょうか。だったら、私みたいな、60代で結婚してませんよ、子どももいませんよ、みたいな人間が楽しく生きていることを発信したら、みんな『あ、これでいいんだ』って楽になるかなって思ったんです。

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