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なぜ医師はバナナを買うとき「まっ黄色を選ばない」のか?→腸をよろこばせる「第3の食物繊維」

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腸育 腸活
「腸育」と「腸活」はなにが違うのでしょうか?(写真:mits/PIXTA)
  • 小林 弘幸 順天堂大学医学部特任教授、日本スポーツ協会公認スポーツドクター
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まずは、なぜ「黄色く熟したバナナ」よりも「茎が緑色のバナナ」のほうがいいのかについて説明しましょう。

バナナに多くの食物繊維が含まれているのはみなさんご存じですよね。便秘解消のために積極的に食べているという方も多いかもしれません。

ただ、ここで重要になるのは、どんなタイプの食物繊維が多く含まれているかという点なのです。

バナナこそ「レジスタントスターチ」食品の王様

みなさんはひと口に食物繊維といってもいろんなタイプがあることをご存じですか? 

そもそも食物繊維は大きく「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」とに分かれています。

不溶性食物繊維はその名のとおり水に溶けない食物繊維。ニンジン、ゴボウなどの根菜類、小麦、ライ麦、豆類などに多く含まれていて、腸内で膨らんで蠕動運動を刺激する働きをしています。

一方、水に溶ける水溶性食物繊維は、納豆、オクラ、ヤマイモ、キャベツ、なめこ、きくらげ、もずく、めかぶなどに豊富に含まれ、腸内の食べ物を包み込んで余分な糖や脂肪を吸着する働きをしています。

また、水溶性食物繊維には発酵性があって、その発酵した繊維が善玉の腸内細菌のエサになるため、腸内環境を整えるのにもたいへん役立っています。

それと、もうひとつ、ここで強調しておきたいのが「第3の食物繊維」と呼ばれている「レジスタントスターチ」です。

レジスタントスターチは「難消化性のでんぷん」という意味で、ほとんど消化されないまま腸に届くため、食物繊維と同じように腸の働きを向上させる作用をもたらしてくれるのです。

しかも、レジスタントスターチには不溶性食物繊維の「蠕動運動を刺激する働き」と水溶性食物繊維の「発酵して善玉菌のエサになる働き」の両方が兼ね備えられています。つまり、レジスタントスターチは、2つの食物繊維の「いいとこ取り」をしたような頼もしい存在なのです。

そして、バナナにはこのレジスタントスターチがたっぷりと含まれているのです。

正確に言うとバナナよりもレジスタントスターチを多く含む食品もなくはないのですが、バナナなら調理もいらずそのまま食べられますし、おまけに安価で毎日摂っても飽きることがありません。

ですから私は、手軽に摂取することができて継続しやすいという点を含めて、バナナこそ最高のレジスタントスターチ食品であると考えています。

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