「カッコいい」の多様化
メディアや街を見渡せば、身だしなみに気を使い、清潔感あふれる男性が、昔に比べ明らかに増えているように感じる。もはや「カッコいい」「イケメン」という言葉だけでは収まりきらない状況だ。
around20(15〜24歳)の若者のトレンドや消費動向を調査するSHIBUYA109 lab.所長の長田麻衣さんによると、「カッコいい」という言葉の表現も多様化しているという。
「『ビジュいい』や『メロい』など、見た目を褒める言葉がここ数年でとても増えた印象があります。『顔面国宝』『守りたい』といった思いの強さを表現する言葉も増えていて、カッコいいを表す言葉の幅と深さが増している」と長田さん。
ギャツビームービングラバー開発担当のマンダム柳井一真さんも「生活者調査をしていると、外見だけではなく、内面やスタンスを含めカッコいいと表現している。そのため、カッコいい、イケてる状態を指す言葉が多様になっているのでは」と考察する。
ただ、ファンションや美容の分野での男女差がなくなってきているが、やはり女性の方がまだまだファッションテイストは多い。
長田さん曰く、「女の子はワード開発がとても多くて、検索する時にも様々なワードを組み合わせて細かく検索するように見受けられます。一方、男の子は『男子 ファッション』のように女の子に比べて大まかに情報収集しているようです」と言うが、そんな中でも、他のトピックに比べて圧倒的に男性が細かいワード検索がなされているのがヘアスタイルだという。
「過去3年間メンズトレンド大賞の結果をまとめていますが、毎年違う言葉が出てきている」(長田さん)といい、ヘアスタイルのトレンドも大きく移り変わっている。
例えば、2023年は「丸形シルエット、マッシュ、センター分け」、24年は「丸形&アレンジ派、スパイキーショート、ダウンパーマ」、25年は「フェザーパーマ、シャドーパーマ、ウルフヘア」といった具合だ。


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