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ビジネス #自動車最前線

イタリアの名門「マセラティ」に中国のスマートカー技術注入か ファーウェイ連合がステランティスと提携協議

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名門マセラティも今は赤字にあえぐ。写真は代表的モデル、グランツーリスモ(マセラティのウェブサイトより)
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イタリアの経済紙ミラノ・フィナンツァは9月4日、今回の提携対象の製品について、イタリアのデザイン、ファーウェイの技術、江淮汽車のエンジニアリング開発力を組み合わせる予定であると報じた。同プロジェクトは、マセラティ・ブランドの再建戦略の一環として位置付けられているという。

提携が成立すればファーウェイと江淮汽車の協業ブランド「尊界」のDNAがマセラティに注入されることになる(尊界のウェブサイトより)

関係者によると、この提携が最終的に実現すれば、著名なスポーツカーブランドであるマセラティのブランド力が「尊界」のさらなる販売拡大につながると期待される。また江淮汽車とファーウェイにも(技術供与収入など収益面での)直接的なメリットをもたらすとみられている。また、マセラティ側も中国企業の技術力や生産力を活用することで、多額の研究開発投資を免れることができる。

アメリカの政治圧力が不透明要因

イタリアのメディアによると、マセラティはファーウェイの高度運転支援技術や電子・電気アーキテクチャーなどを採用する可能性があり、江淮汽車は一部の製造工程を引き受けるとみられている。

本記事は「財新」の提供記事です。この連載の一覧はこちら

運転支援システムなどのスマートカー技術では中国勢は今や世界をリードしている。ドイツのフォルクスワーゲンは中国のAI(人工知能)スタートアップ、地平線機器人と共同開発した高度運転支援システム(ADAS)を中国市場向けの車種に採用。吉利汽車も独自開発の運転支援システムを傘下のスポーツカーブランド、英ロータスの車種に搭載する見通しだ。

中国企業の傘下入りで再建されたヨーロッパの名門ブランドといえば、上海汽車集団(上汽集団)の買収で復活を果たした英MGなどの前例がある。ステランティスは中国の新興EVメーカー、零跑汽車(リープモーター)に出資するなど、かねて中国勢との協業に積極的だった。ただステランティスの事業はヨーロッパ、アメリカの双方にまたがっている一方、ファーウェイは依然、アメリカ政府の制裁対象となっているため、提携で合意した場合でもその内容次第では政治的な圧力がかかる可能性は否定できない。

(財新記者:安麗敏)
※中国語原文の配信は10月2日

※本記事は原文を要約し、日本の読者向けに適宜補足したものです。

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