「巨人の星」というアニメをご存じですか?これは昭和の時代に一世を風靡したテレビアニメで、主人公は星飛雄馬(ひゅうま)です。
星飛雄馬の父・星一徹は戦前にプロ野球の巨人軍の選手として活躍したものの、戦争で肩にケガをしてしまいました。それでも何とか選手に復帰したのですが、結局はやめざるをえないことになりました。それで、自分の夢を全うすることができませんでした。
でも、野球への情熱は消えることなく、自分の夢を息子である飛雄馬に託すことにしました。つまり、自分の代わりに息子を巨人のスター選手・エースピッチャーにすることを決意したのです。
今では考えられないようなスパルタ指導
そして、スパルタ式で徹底的な特訓をしました。当時子どもたちの間で流行っていたメンコやベーゴマなどの遊びも許さず、長時間のウサギ跳びでしごいたり、身体に大リーグボール養成ギプスという名前のギプスをつけて筋肉の増強をはかったりしました。
一徹は言葉巧みに飛雄馬をその気にさせ、思い通りにいかなければ暴言で叱責しました。ときには殴ったりちゃぶ台をひっくり返したりなどの暴力で、飛雄馬とその姉・明子を支配しました。(母親は病死で不在)
完全なDV親父です。飛雄馬もときには反発しながらも父親の敷いた線路を走り続けました。
野球・巨人に対する一徹の狂気じみた情熱と異常な執念、そしてわが子への理不尽すぎる支配と強制。飛雄馬の尋常ならざる根性と忍耐。今では考えられないようなストーリーですが、子どもだった私は感動の涙を流しながら見ていたものです。


※ログイン後、コメント入力が可能です。