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聞き慣れない言葉かもしれませんが、「トランスクリプトーム」と「プロテオーム」というものがあります。
「なんちゃらオームってなんやねん?」と思われるかもしれませんが、遠からずそれらの解析による「時計」が臨床検査として用いられるようになる可能性がありますから、すこし難しいかもしれませんが、この機会にぜひ知っておいてください。
遺伝子(gene)の総体がgenome(ゲノム、ただし英語の発音はジーノム)であるように、なんとかオーム(~ome)というのは、あるものの総体を示す用語である。
なので、トランスクリプトの総体がトランスクリプトーム。でも、「なんやねん、そのトランスクリプトっちゅうのは」というのも当然の疑問ですわな。
DNA→RNAへの転写物の総体が「トランスクリプトーム」
我々の体において機能する分子はいろいろあるが、最も重要なのはタンパク質である。
タンパク質の設計図が遺伝子で、その情報はDNAに蓄えられている。その遺伝情報は、DNAからRNAへと「転写」され、そこからタンパク質へと「翻訳」される。
ヒトの場合、およそ2万個の遺伝子があるのだが、それぞれの細胞においてすべての遺伝子が使われているわけではない。いいかえると、一部の遺伝子が転写されているだけだ。
なので、その転写物(トランスクリプト)の総体=トランスクリプトームを調べると、細胞の状態を知ることができる。


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