現時点では研究ベースだけれど、いずれ人間ドックなどで検査できるようになっていくだろう。コストの問題はあるが、遠からず数万円程度でできるようになるのではないかと予想している。高いような気もするが、全身の健康度を包括的に知ることができるのだから、情報的には元をとれよう。
しかし、知ったところでどうするんや問題というのが出来する。
臓器年齢が若ければいいけれど、逆だったら落ち込むだけではないか。
単にわたしが悲観的なだけかもしれないが、だいたいこういうのは、思いもよらない悪い知らせをもたらし気味である。結果によっては生活習慣を改善して臓器の老化を防ぐことができるかもしれないが、そんなことはプロテオームなど調べなくともわかりきったことである。
血漿中のタンパク質が、老化の促進にも働いている?
因果関係と相関関係は違う、というのはよく言われることだ。血漿プロテオームが全身のさまざまな臓器の状態を反映していることは間違いない。しかし、血漿中のタンパク質が、もう一巡して老化の促進に働いている可能性はないだろうか。
直観的にはありえない。しかし、事実は直観より奇なり。なんと、若いマウスの血漿を投与すると老化マウスを若返らせることができるという実験結果が報告されている。
はたして人間でも可能なのか? 次回はそういったお話をば。


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