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ライフ #知らない病

「想像を超える激痛」「妊娠禁止」順調な結婚生活を一変させた原因不明の"異常妊娠"…35歳女性が「母になる」夢を叶えるまで

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アウトドアやレジャーを楽しむことが多かったというNさん夫婦
アウトドアやレジャーを楽しむことが多かったというNさん夫婦(写真:本人提供)
  • 杉井 亜希 フリーランスライター/イラストレーター
  • 舛森 悠 総合診療医

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「パパとママになるんだね」34歳の春、Nさんは初めての妊娠を心から喜んだ。これから待ち受ける新生活に、夫婦で心が躍ったという。

しかしその妊娠は「胞状奇胎(ほうじょうきたい)」と呼ばれる異常妊娠だった。2度の手術に加え、抗がん剤治療まで受けることになったNさん。当初思い描いていた幸せな日々は、すぐには訪れなかった。

告げられた異常妊娠

「今まで大きな病気をしたこともなければ、婦人科系の病気にかかったり、生理不順に悩んだりしたこともなかったんです」

大学では4年間体育会系の部活に所属し、健康そのものだったNさん。2012年に新卒でメーカーに入社し、現在の夫とは社内恋愛を経て結婚。しばらく夫婦2人の生活を楽しみ、いよいよ真剣に子どものことを考え始めた23年の春、妊娠検査薬で陽性反応が出た。

ウインドサーフィン部で青春を謳歌していたNさん(写真:本人提供)

すぐに産婦人科を受診するとエコーで胎嚢が確認され、医師からも「正常妊娠ですね」と告げられた。

「本当に嬉しかったです。その日の夜はちょっと背伸びしておしゃれなイタリアンに行って、夫婦でお祝いしました。これからパパとママになるんだねって。今思い返しても、すごく幸せな夜だったなあって思います」

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