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「ハーバード卒なのに仕事がない?」AI時代のアメリカで始まった《エリート受難》、日本人にも迫る厳しい現実

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失業者のイメージ
超一流大学の卒業生でさえも就職先がない……AI時代を生き抜くために必要なものとは?(写真:parkpoom/PIXTA)
  • 相良 奈美香 行動経済学コンサルタント / 行動経済学博士

INDEX

ハーバードを出ても、望む仕事に就けない――。AIの急速な進化でアメリカでは高学歴の若者たちにも就職難の波が押し寄せている。
本記事は『行動経済学が証明する最高の勉強法 無理なく、続けられる自分になる』より一部抜粋・再編集してお届け。AI時代を生き抜くために、私たちは何を学ぶべきなのか?

エリートも突然仕事を失うアメリカの競争社会

私は現在、アメリカを拠点に生活しています。

初めてアメリカに渡ったのは、高校卒業の直後。アメリカ西海岸にある、オレゴン大学に進学したことがきっかけです。大学で行動経済学を学び、博士課程まで修了し、ポスドク(博士研究員)として働いた後、アメリカで起業。行動経済学コンサルタントとして働いてきました。ふり返れば、もう25年以上もアメリカで暮らしてきたことになります。

そんな私の目に映るアメリカは、能力主義で、競争の激しい、苛烈な社会です。

象徴的なのは、「随時雇用(At-Will Employment)」という原則。

企業は理由を明示せず、事前の予告もなしに従業員を解雇できるルールがあるんです。だから、「他の人より能力がない」「会社に必要がない」と判断されれば、すぐにクビを切られます。昨日まで隣で笑っていた同僚が、朝一番のメール1通で戦力外通告を受け、お昼前には段ボールひとつでオフィスを去る光景も珍しくありません。反対に、労働者側にも辞める権利がありますから、優秀な人材であれば、他社にヘッドハントされてパッと転職することも一般的です。

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