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エリートも突然仕事を失うアメリカの競争社会
私は現在、アメリカを拠点に生活しています。
初めてアメリカに渡ったのは、高校卒業の直後。アメリカ西海岸にある、オレゴン大学に進学したことがきっかけです。大学で行動経済学を学び、博士課程まで修了し、ポスドク(博士研究員)として働いた後、アメリカで起業。行動経済学コンサルタントとして働いてきました。ふり返れば、もう25年以上もアメリカで暮らしてきたことになります。
そんな私の目に映るアメリカは、能力主義で、競争の激しい、苛烈な社会です。
象徴的なのは、「随時雇用(At-Will Employment)」という原則。
企業は理由を明示せず、事前の予告もなしに従業員を解雇できるルールがあるんです。だから、「他の人より能力がない」「会社に必要がない」と判断されれば、すぐにクビを切られます。昨日まで隣で笑っていた同僚が、朝一番のメール1通で戦力外通告を受け、お昼前には段ボールひとつでオフィスを去る光景も珍しくありません。反対に、労働者側にも辞める権利がありますから、優秀な人材であれば、他社にヘッドハントされてパッと転職することも一般的です。


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