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「ハーバード卒なのに仕事がない?」AI時代のアメリカで始まった《エリート受難》、日本人にも迫る厳しい現実

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失業者のイメージ
超一流大学の卒業生でさえも就職先がない……AI時代を生き抜くために必要なものとは?(写真:parkpoom/PIXTA)
  • 相良 奈美香 行動経済学コンサルタント / 行動経済学博士
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日本にいるみなさんは、「そんな大げさな」と思うでしょうか。昔ながらの終身雇用や年功序列が残る環境で、競争に慣れていない日本人にとっては、なかなか信じられない話かもしれません。

ですが、これはまぎれもない現実であり、日本で暮らすみなさんにとっても決して他人事として済ませていい話ではないのです。

スマホやサブスク、ソーシャルメディア。多くのモノや文化がアメリカから日本へ波及していったように、現在アメリカで起きているAI失業と生活困窮の波も、必ず日本へ広がっていきます。日本にいるとまだ肌感として伝わりにくいかもしれませんが、それは単に波が到達するのが遅れているだけにすぎません。まだ少しの猶予はあると思いますが、その流れ自体を止めることは不可能です。

3年後か5年後か。はたまたもっと短期的な未来なのか。多くの人の仕事はやがてAIに代替されていくでしょう。いざ自分の足元に波が押し寄せてきてから慌てても、もはや手遅れなのです。

「学び続ける」という生存戦略

では、そんなシビアな社会がやってくるとき、どうすれば路頭に迷わずに生きていけるのか。どうすれば不安に苛まれず暮らしていけるのでしょうか。

その答えが「勉強」です。目の前の仕事だけにいっぱいいっぱいにならず、未来を見据えて自ら勉強すること。

ただし、私は「将来役に立つ資格を取りなさい」とか、「結局学歴がなければダメだ」なんて言いたいわけではありません。私がお伝えしたいのは、「学び続けること」。その価値と重要性です。

これまでの人類の歴史において、技術や社会の変化は比較的緩やかなものでした。

活版印刷が実用化されたのは15世紀だし、蒸気機関車が走りはじめたのは19世紀。画期的な大発明はあっても、それは数世紀に一度の出来事でした。

人の寿命は80年程度(かつては50年ほど)ですから、一生のうちに価値観のアップデートが求められることはほとんどなかったわけです。言い換えれば、たいていの人は一度身に付けた仕事をずっと続けていたら、生涯を平穏に終えられた。

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