「なかなか気持ちをリセットできませんでしたね。すでに『家をもちたい』モードになっていましたし、一生に一度ぐらいは自分好みの家に住みたい気持ちも強くなっていて。両親から『お前たちは好きな家を買え』と言ってもらい、私たち夫婦で家を購入することになりました」
二世帯住宅の計画はなくなったものの、その過程で多くのモデルルームや施工例を見た経験は、その後の家探しにも生きることになる。
夫婦の家を探すにあたって、建売住宅や新築マンション、コーポラティブハウスなども検討した。しかし東京で土地を買って家を建てるには予算的に厳しく、最終的に選んだのが中古マンションだった。
実家が一戸建てだったTSUNさんは、戸建てとマンションの両方で暮らした経験がある。賃貸マンションで長く暮らすなかで、24時間ゴミを出せることや、台風でも風雨の音が気になりにくいことなど、マンションならではの暮らしやすさを感じていた。
一般的なマンションの間取りに自分たちの生活を合わせるのではなく、自分たちが暮らしやすい間取りに変えよう。それに新築にもこだわっていない。こうして中古マンションを購入し、リノベーションする方向へとシフトしていった。
物件に予算をかけた結果、リノベ費用は450万円に
リノベーション前提の物件探しをはじめてから約4カ月。内覧9件目でようやく現在の70m²のマンションに出合う。実家に近く、駅近、南向き、低層階、広さなど、希望していた条件の多くを満たしていた点が購入の決め手だった。さらに、物件選びの段階から、自分たちが希望するリノベーションができる間取りかどうかも確認していたという。
築3年という築浅物件だったが、それでもリノベーションするという考えは変わらなかった。理由を聞くと「まだ新しいのにもったいないとは思うけど、快適と住みやすさを考えたら譲れなかったんですよね」とTSUNさん。
ところが希望に合うマンションを購入したことで、リノベーションの計画にも変化が生じる。


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