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ビジネス #変わり続けるロングセラー

「これは醤油の革命だ!全社で売っていこう」→「苦戦を強いられる」⋯ヒット商品「鮮度の一滴」をヤマサ醤油が終売させた訳

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「鮮度生活」シリーズ
ヤマサ醤油は老舗の看板を守りながらも、業界の常識や固定観念を疑い続けてきた(写真:ヤマサ醤油)

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多くの人が親しんできたロングセラー商品。馴染みある姿ゆえに「昔と同じ」と思いがちだが、むしろロングセラーほど、時代に合わせて変わり続けているものだ。では、あの商品は、どこをどう変えてきたのだろうか——。
多くの中小企業の企業ストーリーを叙情豊かに描いてきたライター・弓橋紗耶さんが綴る連載「変わり続けるロングセラー」。今回はヤマサ醤油の「鮮度生活」(鮮度シリーズ)を取り上げる。
前編:なぜ誰も「黒ずんだ醤油」に疑問を持たなかったのか…ヤマサが「醤油は開封後も劣化しない」という"思い込み"を壊すまで

パイオニア商品を終売

2009年にヤマサ醤油が発売した「ヤマサ 鮮度の一滴 特選しょうゆ 500mlパウチ」は、消費者に「醤油には鮮度がある」ことを色濃く印象付けた。このとき開発された世界初(※)の鮮度保持機能付きパウチ容器は、ペットボトルに代わる革新的な製品で、形状に驚いた人も多かったことだろう。(※ ここでいう「世界初」とは、エアブロック弁を備えた鮮度保持容器、とりわけパウチ容器のこと)

しかしながら、スーパーの醤油売り場に、もうこの商品は並んでいない。2022年3月をもって、終売となったからだ。なぜ、同社はパイオニア商品の幕を引いたのか。その理由は、消費者視点の使い勝手にあった。

2009年の発売から約13年で終売となった、「鮮度の一滴」シリーズ(写真:ヤマサ醤油)
【写真を見る】「これは醤油の革命だ!全社で売っていこう」→「苦戦を強いられる」⋯ヒット商品「鮮度の一滴」をヤマサ醤油が終売させた訳(12枚)
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