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ビジネス #変わり続けるロングセラー

「競合より数万円高い」のに子育て層から指名買い⋯パナソニックの子乗せ自転車「ギュット」が他社の追随を許さないワケ

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「ギュット」
「先輩ママに薦められた」と指名買い……子乗せ自転車「ギュット」はなぜ選ばれるのか(写真:パナソニック サイクルテック)

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多くの人が親しんできたロングセラー商品。馴染みある姿ゆえに「昔と同じ」と思いがちだが、むしろロングセラーほど、時代に合わせて変わり続けているものだ。では、あの商品は、どこをどう変えてきたのだろうか——。
多くの中小企業の企業ストーリーを叙情豊かに描いてきたライター・弓橋紗耶さんが綴る連載「変わり続けるロングセラー」。今回はパナソニック サイクルテックの子乗せ電動アシスト自転車「ギュット」シリーズを取り上げる。

なぜ、数万円高くても選ばれるのか

数年前、子乗せ電動アシスト自転車を探しにサイクルショップを訪れると、一際目立つデザインを発見した。カプセルのような見た目に、サンシェードがついた背もたれ。実際に子どもを乗せてみると、すっぽりと体が守られ、安心感があった。何より驚いたのは、子ども本人の様子だ。座らせてみるとまったく嫌がらず、楽しげに小さな手でグリップの感触を確かめていた。

頭に浮かんだ言葉は、「ファーストクラスのチャイルドシート」――これが「ギュット」シリーズとの出会いだった。

当時、同シリーズは他メーカーの製品よりも、少々値が張っていた記憶がある。それは今も変わらず、競合他社の同等クラスの製品と比較すると、2万〜3万円ほど高い(2026年8月時点)。それでも、「先輩ママに薦められた」と指名買いする人が後を絶たないという。

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