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「競合より数万円高い」のに子育て層から指名買い⋯パナソニックの子乗せ自転車「ギュット」が他社の追随を許さないワケ

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「ギュット」
「先輩ママに薦められた」と指名買い……子乗せ自転車「ギュット」はなぜ選ばれるのか(写真:パナソニック サイクルテック)
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「『子どもファースト』というコンセプトが、時代にドンピシャにハマったんじゃないかと思います。また、お客様の声をもとに、発売後も商品企画部がすぐに細部を改良していたのも、大きかったのかなと。実際に、チャイルドシートの開放感に不安の声が寄せられた際には、すぐにカバーを追加していました」(三好さん)

発売以来、毎年改良を重ねたところ、2021年・2022年には主要モデルが「マザーズセレクション大賞」を2年連続で受賞。ユーザーから寄せられた困りごとを随時反映させていったことから、子育て世代からの評価が揺るぎないものへと変わっていった。

法改正を待ち続けた10年

2024年6月、「ギュット」シリーズにまたもや新機能が追加された。自転車に「乗る」ときだけでなく、「押して歩く」ときにもモーターが補助する、「押し歩きモード」の搭載である。

2009年の道路交通法の改正により、1台の自転車に幼児2人が同乗できるようになったが、かえってネックになっていたのが重量だった。

「一般自転車に比べると、電動アシスト自転車はモーターもバッテリーもついてますし、フレームも頑丈に作り上げています。そのため、『乗ったら快適だけど、押し歩きをするとすごく重たい』という声をたくさん聞いていました」(同社 技術企画部 部長  柏谷登喜子さん)

同社の子乗せ電動アシスト自転車の平均重量は、約31.8kg。ここに子ども2人と荷物を載せると、総重量が60kgを超えることも珍しくない。この弱点に、当初からプロジェクトチームのママ社員たちは気付いていた。

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