世界の2大超大国の首脳が24日、ワシントンで会談する。5月に北京で行われた前回の会談以降、習近平国家主席が中国と世界の貿易拡大を主導する一方、トランプ米大統領は対イラン戦争の長期化、それに起因するインフレなどで支持率低下に苦しんでいる。
両首脳を取り巻く環境も踏まえ、今回の会談への期待は抑制されたものになっている。トランプ氏は、支持率と米国民の家計に打撃を与えているイランとの高コストな戦争に制約されており、習氏は譲歩を急いでいないとアナリストは指摘する。
こうした中、会談で焦点の一つとなるのは、世界経済への大打撃を回避した2025年の貿易休戦を延長する意思を両首脳が示すかどうかだ。
ブルッキングス研究所の外交政策専門家で、米国家安全保障会議(NSC)の中国部長を務めたジョン・チン氏は「習氏は目に見える成果を特に求めていない。中国が自らを強化する時間を得るため、トランプ氏との紳士協定を延長したいのだ」と述べた。
ベセント米財務長官と中国の何立峰副首相は20日、首脳会談に向け、ニューヨークで閣僚級協議を行った。米側は、人工知能(AI)の安全性に関する新たな通知メカニズムを提案。ベセント氏は「あらゆる国境を越えた活動と同様に、世界第1位と第2位のAI大国間の関係において、不透明な状態からより透明性の高い状態へと移行することは極めて重要だと考えている」と述べた。
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