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今世紀末に「世界の気温上昇は最大5.7℃」の衝撃予測も…気象学者が伝える"地球はどこまで暑くなるのか"の科学的真実

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地球温暖化
2100年までに地球の気温はどこまで上がる?(写真:EKAKI/PIXTA)
  • 渡部 雅浩 東京大学大気海洋研究所気候システム研究系教授

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地球温暖化は、この先どこまで進むのでしょうか。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の予測では、温室効果ガスの排出を大きく減らした場合と、排出量が多い状態が続いた場合とでは、今世紀末の世界平均気温に大きな差が生まれます。
気象学者の渡部雅浩著『地球はどこまで暑くなるのか』から、2100年までに地球の気温はどこまで上がる可能性があるのか、そして未来の気候予測をどう読み解けばよいのかを解説します。

地球温暖化はどこまで進むのか

Q:地球はどこまで暑くなるのか?

A:すでに地球は1℃以上暖まっている

将来の気候は、どのようなシナリオを置くかによって大きく変わります。では、最新の科学的な見通しでは、地球はこの先どこまで温暖化するのでしょうか。

地球温暖化は相当進んでいます。IPCC第6次評価報告書では、2011〜2020年の世界平均気温は、1850〜1900年平均に比べて約1.1℃高かったと評価されています。ここでいう1850〜1900年平均は、IPCCなどで「工業化以前」の気温水準を表す基準として使われるものです。

その後も世界の気温は高い水準で推移しています。

WMO(世界気象機関)は、2024年が観測史上最も暑い年で、1850〜1900年平均より約1.55℃高かったと確認しています。また2025年も約1.43℃高く、観測史上2番目または3番目に暑い年でした。

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