それでも100点にはあと一歩届かないので、最後の仕上げだけは自分の手で行います。人間の集中力を、判断と品質保証といういちばん価値のある場所へ使う分担です。複数の仕事を並行して任せる働き方も、この分担があってこそ安全に回せます。
なお、AIへの任せ方には2通りあることも知っておいてください。完成条件がはっきりした定型的な仕事なら、完成品を丸ごと預けてしまう使い方も成立します。一方、提案書や業務改善のように、途中で人間の考えが変わっていく仕事では、工程を行き来しながら一緒に進める使い方が合います。本稿が扱う日常業務の多くは後者です。そのため、途中工程を任せるという分担が生きてきます。
集めた材料を1枚の資料にまとめる
これで、最初に渡した材料も、貼り付けの原本も、Web調査の結果も手元にそろいました。ここまでの会話に続けて、集めた材料を1枚の資料にまとめてもらいましょう。次のメッセージを送ります。
進捗の実績、うまくいっていること、課題、次のアクション候補、という切り口で整理して、それぞれどの資料に書いてあったかも分かるようにしてほしいです。
Claude Codeは、渡した材料をひととおり読み込み、報告に使える情報を1枚のHTMLファイルへまとめてくれます。
この1枚は、ここから先の工程でずっと隣に置いて使う参照資料です。従来の資料作成では、過去資料とメールとメモとWebページを画面に並べ、行ったり来たりのにらめっこをしながら頭の中で突き合わせていました。この見比べる工程は、思いのほか精神的な負荷が高い作業です。どの資料に何が書いてあったかをこの1枚に集めておけば、以降は元の資料を開き直す必要がなくなり、スライドを仕上げる最後の工程まで、このまとめだけを見ながら進められます。


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