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ライフ #おとなたちには、わからない

"父親そっくり"と言われた私が、養子? 産科医が出生証明書を偽造「赤ちゃんあっせん事件」当事者女性の今も消えない疑問

8分で読める
晃子さんと父親
父親に抱っこされて喜ぶ幼い頃の晃子さん。父親はめったに家に帰ってこなかった(写真:晃子さん提供)
  • 大塚 玲子 ノンフィクションライター
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自身の出自にうっすらと疑問を抱いてはいたものの、養子という話は晃子さんにとって大変な衝撃でした。激しく混乱しましたが、相談できる相手もおらず、「1人で随分、暴れた時期もあった」といいます。

両親がずっと真実を伝えてくれなかったことへの失望。菊田氏がしたことに対する怒り。幼少期から感じてきた家族に対する疑問への納得感――。言葉にしがたいたくさんの思いが、晃子さんのなかで渦巻いていました。

父親と似ているのはなぜ?

自分が養子とわかったとき、晃子さんの頭に浮かんだ最大の疑問は「だったら、なぜ自分はこんなに父親と似ているのか?」ということでした。今もこの「ハテナが消えない」ままです。

晃子さんはお父さん似で、いろんな人から「そっくりだね」と言われて育ってきました。父方の従姉妹とも似ており、うち1人とは今でも間違えられることがあるほどです。だからずっと「父親は(実の)父親」だと思っていたといいます。

「もしかしたら、私は父親が誰かに産ませた子なのかもしれないって。私と母親は考え方が全然違うし、気も合わなかったので、『この人は親じゃないから』と思ったほうが楽でした。だから、母親は違うけれど、父親は父親なんだろうなと思っていて……」

でも、晃子さんが養子だとすれば、母親だけでなく父親とも血縁がない可能性が高まります。

母と、母方の祖母と(写真:晃子さん提供)
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