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衛生管理について深く考えてなかった…123人が食中毒被害「こめお・蟹ラーメン騒動」"現場のリアル"を管理栄養士が解説

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こめおさんの謝罪動画
批判が集まる「冷やしカニラーメン」の食中毒事件。プロの現場のリアルな衛生管理とは(画像:こめおチャンネル/YouTube)

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「正直、料理のことは考えていても、衛生管理についてここまで深く考えたことはありませんでした」――認識の甘さが浮き彫りとなり、さらなる批判も集まる「冷やしカニラーメン」のサルモネラ属菌食中毒事件。当初は78人が患者数として公表され、その後、123人に拡大した。

該当店舗は営業停止処分となり、謝罪。その後、衛生講習を受講したと報告するも、信用回復にはまだ時間を要しそうだ。

「正直、料理のことは考えていても、衛生管理についてここまで深く考えたことはありませんでした」という衝撃の投稿も話題に(画像:こめおのXより)

「おいしく楽しい」食事の時間は、正しい衛生管理のもとに守られている。基本を怠れば健康被害を引き起こし、最悪の場合は命に関わることさえある。

そもそも飲食店開業には「食品衛生法」に基づき「食品衛生責任者の設置」が義務付けられているはずだが……。なぜ、食中毒事件が絶えないのだろうか。

そこで本稿では、給食施設の食品衛生責任者や飲食店勤務など、衛生管理の現場に携わってきた管理栄養士の筆者が、プロの現場のリアルな衛生管理と、家庭でもできる基本の食中毒対策について解説する。

そもそも飲食店必須の「食品衛生責任者」とは

飲食店の営業に必須となる「食品衛生責任者」は、計6時間の養成講習会を受け、講習内の確認テストを経て、取得することができる。

調理師や栄養士などは養成校で履修しており、資格も取得しているため養成講習は免除されるが、いずれも取得後は定期的に「実務講習会」で知識の更新が求められている。また、実施機関は各地の食品衛生協会などが担い、東京都ではオンライン受講も可能だ。

しかしこうした講習制度があっても、食中毒事件は絶えない。実際、2025年の食中毒事件は年間1172件、患者数は2万4727人に上り、そのうち発生場所の過半数(56.1%)を飲食店が占める。

「たった1日・6時間の講習で責任者が務まるのか」「学んだ内容が現場のスタッフまで行き渡っているのか」と、疑問を感じる人も少なくないはずだ。

【写真を見る】衛生管理について深く考えてなかった…123人が食中毒被害「こめお・蟹ラーメン騒動」"現場のリアル"を管理栄養士が解説(2枚)
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