冷やしカニラーメンの食中毒事件を受け、当該店舗は食品衛生講習を受け、その後、本人もスタッフと衛生講習を受講したことを報告した。
しかし、自身のXにて「今後は、従業員への月1回の検便、スタッフの日々の体調確認、店舗の清掃・消毒・食材管理など、衛生管理を徹底してまいります」 と報告したことで、「じゃあ今まではやってなかったの?」とさらなる炎上を招く結果となってしまった。
ネット上では、再発防止を図る動きに理解や応援を示す声もある一方で、やはり衛生管理の徹底によってそもそも被害を発生させないことこそが、もっとも重要であることは言うまでもない。
「安心・安全」を第一にと考え、独自に厳しいルールを設ける企業や施設が多いのも、そのためだ。保健所による立ち入りや指導を待つのでなく、独自での衛生講習会や定期検査の取り組みもある。
例えば検便については、食品衛生法で回数が定められているわけではないが、大手外食チェーンでは月1回ほど実施するのが一般的だ。
検便自体は1件数百円程度だが、従業員が数千、数万人ともなれば費用も多額。それでも企業はその大きな金額を、利用者の安全と企業の信頼を守るために必要な「保険」と捉えているのだろう。
イベント出店の際の衛生管理は任意?
冷やしカニラーメン食中毒事件はイベント出店で発生したものだが、こうした出店時の取り決めは、自治体によって対応が異なる。なかには「検便を任意」とするイベントも見受けられるのが現状だ。
祭りや学校の文化祭などの出店に関わった経験がある人なら、「調理工程が単純で、直前に加熱調理して提供する食品」に限るよう指導された覚えがあるのではないだろうか。これは、十分な加熱によって多くの食中毒菌を対策するためで、安全なイベント運営を考えての措置だ。
例外として加熱に強いものも存在するが、ほとんどの食中毒菌には「加熱調理」が対策の要となることは、一般的にもよく知られている。その点、冷やしカニラーメンは直前の加熱が難しい料理であったことは否めない。


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