先週、筆者のXのタイムラインが連日「映画館のマナー」で沸いていた。発端は、9月6日夜に投稿された、1つのポストだったようだ。
映画のエンドロール中にスマートフォンを操作した客がいてトラブルになり、スタッフを交えて話し合いになっていた、という目撃談である。「おとなしくできないなら映画館に来ないでほしい」と続けて、賛否両論が巻き起こった。
そこから、離席、私語、ポップコーンを食べる音、笑い声などへと批判の火種が広がった。これに対して「マナー警察だ」という反発も強まり、論争は枝分かれしながら1週間ほど続いた。
風物詩と化した「映画館のマナー論争」
映画館のマナー論争が起きたのは、これが初めてではない。昨年は『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』と『国宝』のヒットのさなかに、同様の苦情がSNSに殺到した。もはや、定期的に訪れる風物詩に近い印象だ。
私も昔ながらの映画ファンなので、「映画館のマナーが悪くなった」と嘆きたくなる。だがそれにしても、同じ論争がこれほどまでに定期的に繰り返されるのはなぜなのか。
日本映画製作者連盟の「日本映画産業統計」によると、2025年は史上最高の映画興行収入を記録した。前述の2作がメガヒットとなり、観客動員に貢献した影響が大きい。
今年の夏は『トイ・ストーリー5』『キングダム 魂の決戦』『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』『Michael/マイケル』がそれぞれ大ヒットとなり、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が予想外の興収を叩き出している。


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