有料会員登録
キャリア・教育

秀吉相手に「まさかの落城」北条氏の《難攻不落の城》があっさりと攻め落とされた"致命的な盲点"

8分で読める
沼津・長浜城跡(写真:Seri / PIXTA)
  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

だが、そんな山中城の大改修がまだ終わっていない天正18(1590)年に、秀吉軍が攻め込んでくる。

秀次を主力とした敵は約7万という大軍勢なのに対して、北条方は松田康長を城将に、間宮康俊が副将としてたった4200の軍勢で、山中城を守ることになった。

もし、山中城が落ちれば、小田原城も落ちてしまう――。

北条側はまさに背水の陣で挑むこととなったが、あまりに兵力の差が大きすぎた。攻撃から半日で落城させられてしまう。

それでも双方で死者数は2500人にも上る激闘となったのは「ワッフル堀」が威力を発揮した証拠といえるだろう。

『北条五代記』では、次のように戦況が伝えられている。

「堀へ飛び入り、飛び入り、土塁へヤリ、旗ざおを突き立て足場とし、人の上に人が連なって攻め上がり……」

北条家の滅亡とともに山中城は廃城となるが、蟻地獄の怖さを味わわせる「トラウマ堀」は、敵兵の記憶にいつまでも残っていたのではないだろうか。

実は日本全土は変な城だらけ!?

『ウソみたいだけど本当にあった へんな城』(彩図社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

『ウソみたいだけど本当にあった へんな城』(真山知幸著/彩図社)の「第1章 戦の備えがへんな城」から、長浜城、赤穂城、山中城の3つをピックアップした。

そのほか「第2章 見た目・設備がへんな城」「第3章 立地がへんな城」「第4章 城をめぐるへんな事件・伝承」「第5章 へんな最期を迎えた城」などさまざまな角度から、総勢68のユニークな城や城跡を収録している。

シルバーウイークを始めに秋の休日には、本書を片手にぜひ城歩きをしてみてほしい。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数