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「翻訳機があるから、英語はいらない?」
子供から「英語なんて、翻訳機を使えば別に覚えなくてもよくない?」と聞かれたら、親御さんはなんと答えるでしょうか?
今の時代、スマホに向かって日本語を話せば、一瞬で外国語に変換してくれます。カメラをかざせば、メニューも看板も日本語で表示できるようになります。翻訳機の技術はこの10年で大きく進歩しており、そしてここから先の10年ではもっと必要なくなってくることでしょう。
そういう意味で、正直に言ってしまえば「意思疎通のための英語学習」の必要性はどんどん低くなっています。これからの時代は、英語を必死に勉強しなくても外国を楽しく旅行できるようになると思います。
さて、そんな時代において英語の勉強をする意味というのはどこにあるのでしょうか?
今回は、意思疎通のための英語学習「以外」の面での勉強についてお話ししたいと思います。
まずそもそも翻訳技術が非常に高いクオリティになってきたとして、言語学習にはどのような意味があるのでしょう。その一つの答えとして、「言語にはその国の人々が何を大事にしてきたのか、何を見て生きてきたのかという考え方そのものが反映されている」という話があります。
例えば、みなさんは七夕の季節に見える「天の河」を英語では何と言うか知っていますか? 天の河は、英語で「milky way」と言います。直訳すると「ミルク=牛乳の道」ですね。日本では「川」に見えていたものが、英語圏では「牛乳」に見えているということです。
外国の空のほうが白っぽく見えるということもあまり考えられませんから、同じ夜空を見て、日本人は「川だ」と思い、英語圏の人々は「牛乳だ」と思っているということになります。
つまりこれは、見ているものではなく「見方」が違うという話なのです。



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