INDEX
ノートパソコンを買うとき、多くの人がまず確認するのはCPU、メモリー、ストレージ、ディスプレーの解像度といったスペックだろう。
それに加えて、最近では、AI処理に特化した"頭脳"であるNPUの性能や、「AI PC」(AIの処理を端末自体で行えるPC)に対応しているかどうかも新たな判断材料になっている。
発熱、バッテリーの持ち…スペック表ではわからない違い
しかし、スペック表だけではわからない違いも多い。
同じプロセッサーやメモリーを搭載していても、実際に使うと発熱やファンの音、バッテリーの持ち、通信の安定性などに差がある。AIを使う機会が増えれば、こうした違いはさらに無視できなくなるだろう。
2026年9月2日、レノボは研究開発拠点である大和(やまと)研究所(神奈川県横浜市)のメディアツアーを開催した。そこで見たのは、AIのためにPCの内部構造まで見直す開発現場だった。
例えば冷却機構を強化するために基板の配置を変え、内部に生まれた空間を冷却に振り向ける。Wi-Fiのアンテナやカメラ、マイクなども、限られたスペースの中で性能を確保するために細かく調整している。
消費者が店頭で確認できるのは、CPUやメモリー容量などの数字が中心だ。その裏側では、こうした設計上の違いが積み重なり、同じようなスペックでも使い勝手の差につながっている。


※ログイン後、コメント入力が可能です。