BYDの新型車「ラッコ」は、2026年7月28日に発表発売され、8月末までに累計受注1500台を記録したことが話題を呼んでいる。日本市場の軽自動車規格に合わせて開発されたBEV(バッテリー駆動EV)という点も各メディアで大きく取り上げられた。
BYDオートジャパンが仕掛けたラッコの販売戦略は、広範囲にわたる。一充電で210km走るベースモデルは(CEV補助金を受ければ)200万円を切る価格に設定された。これも話題である。
加えて、6年もしくは15万キロにおよぶ新車保証(高電圧部品は8年もしくは16万キロ)。据置型ローンの設定。「まるでスマートフォンのように」(BYD)通信によって常にソフトウェアを更新するシステム、などが用意された。
ここでの努力は、セールスに対して強い後押しになるのは間違いない。
25年はプラグインハイブリッド車「シーライオン6」を発売。クルマの出来がよい一方、400万円を切る価格設定にも驚かされた。26年にも、ラッコに続いて、日本市場に新車導入の計画を立てているという。BYDオートジャパンの東福寺厚樹社長に、近い将来の計画を聞いたインタビューをお送りする。
社長自らが販売店を行脚する理由
――東福寺社長のスケジュールをフェイスブックで見ていると、かなり忙しそうだが。
「26年7月28日にラッコの発表会が(東京で)あって、30日は滋賀の彦根でサテライトショップ『BYD AUTO彦根』のオープンと、それに続く取材会があって、31日は東京・杉並で『BYD AUTO東京杉並』のオープニングに出かけ、8月1日と2日はラッコのデビューフェアだったので、その週末2日間は販売店をまわり、そして『BYD AUTO湘南』を経由して、今、ここ富士スピードウェイホテルでのラッコの試乗会に来ています」


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