――販売ネットワーク拡充に合わせて、今以上の製品ラインナップが必要になってくるのではないか。
「販売店は各県に少なくとも 1、2店舗がある状態したいですね。同時に、モデルラインナップを軽自動車からミニバンタイプまで、フルラインナップ化していきたいですね。日本市場で一定の地位を築いている海外ブランドと、少なくとも規模感では並び立つところまで持っていきたいです」
――具体的なモデルが想定されているか。
「このあとATTO3のマイナーチェンジがありますし、年内にはATTO2とシール6の日本での発表を予定しています。どちらもプラグインハイブリッドで、1000kmから1200km無給油で走れますし、価格は250万円から300万円程度に抑えたいです。しかも(全長4310mmの)ATTO2は日本の路上に向いたモデルです」
日本人が求めるクルマを積極導入する姿勢
――日本にないものを提供する、ニッチ(隙間)マーケティングという認識でやっているのか。
「(今後発売が控えているプラグインハイブリッドは)バッテリー走行すれば、夜遅く出入りしてもご近所に迷惑をかけないし、遠出したときは充電の不安なく行って帰ってこられる。今の日本の環境にも合っていると思います。走行についても、EVモードで走っているときは非常に静かだし、滑らかな乗り心地なので、ドライブでもよさを満喫できるはずです。つまり、我々が手がけているのは、ニッチでなく、これからの日本が求めていく方向をしっかり向いていると思います」
――販売価格でみると、ラッコは15万円のCEV補助金が出ているが、意外に低かったという気もする。
「事実として日本車とはだいぶ差がありますよね。ただ、原資は税金ですから、だったら(クルマを買う)個人のために(補助金として)使うのではなく、充電インフラなど、EV普及のための環境づくりに使っていただけないかと思います。例えば、高電圧の充電器も必要ですが、ショッピングモールの駐車場なら、電源コンセントだけでもいいんです。中国などはそれでうまくいっている。コンセントが並んでいるだけで、EVの前にある垣根は、うんと下がりますよ」
2026年8月3日「富士スピードウェイホテル」にて


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