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英会話スクールに通ったことがある人なら、一度は思ったことがあるはずだ。「これは本当に意味があるのだろうか」と。
週1回のレッスンを数年続けても、いざ海外出張で通訳が席を外した瞬間、笑顔で固まってしまう。メーカーで商品企画に携わる増田さん(40代)は、まさにそれを経験した1人だ。海外出張の打ち合わせ後、「みんなでランチへ」となった途端に通訳がいなくなり、会話が止まった。聞きたいことがあるのに何も言えない。その疎外感は帰国後もしばらく消えなかったという。
一方で、月15万円前後という、一般的な英会話スクールの10倍近い金額を払って英語を学ぶ人たちがいる。オンライン英語コーチング「ENGLEAD(イングリード)」の受講料は月額15万3780円(税込)。決して気軽な額ではない。それでも受講者は増え続け、同社の受講生アンケートではコース完了率98%という数字が出ている。
安く学べる選択肢が無数にあるこの時代に、なぜあえて高額な投資を選ぶ人がいるのか。そしてその投資は、本当に「元が取れる」のか。筆者は同サービスを運営する株式会社Morrow Worldの諸澤良幸社長への取材と、受講者の証言を基に、この問いを検証した。
英会話に10年通っても話せない人が多い理由
諸澤氏は、英会話業界の構造をこう表現する。
「英会話は、基礎練習もルールも知らないまま、練習試合だけをずっとやっているようなもの。サッカーでオフサイドも知らずにピッチに立つのと同じです」
厳しい指摘だが、心当たりのある人は多いだろう。単語も文法も曖昧なまま「話す機会を増やせば慣れる」と信じて通い続ける。しかし試合に出続けても、ルールを知らなければ上達には限界がある。


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