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なぜ英会話に10年通っても話せないのか、月15万円でも選ばれる英語コーチングの仕組み

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株式会社Morrow Worldの代表取締役社長・諸澤良幸氏
株式会社Morrow Worldの代表取締役社長・諸澤良幸氏(写真:筆者撮影)
  • 草刈 和人 テックメディア「ゴリミー」運営
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受講者の年代構成は、30代が40%、40代が30%と、キャリアの中核を担う層が7割を占める。居住エリアは国内80%、海外20%。男女比は男性45%、女性55%だ。オンライン完結ゆえに地方や海外在住者も受講できる点は、校舎を持つPROGRITやRIZAP ENGLISHとの明確な違いになっている。

なぜ高額なほうが「損をしない」のか

ここで重要なのは、安いサービスと高いサービスを月額で単純比較しても意味がない、という点だ。

月5000円の英会話に3年通って話せるようにならなければ、支出は18万円で成果はゼロに近い。一方、月15万円を3カ月払って学習の型が身に付けば、支出は約46万円だが、その後は自力で継続できる。どちらが損なのかは、金額だけでは判断できない。

TORAIZは、この考え方を1時間当たりの単価で示している。12カ月134万6400円を1年1000時間で割ると、1時間当たり約1346円。学習量で割り戻せば、マンツーマン英会話より安く見える場面もあるという理屈だ。投資対効果を「時間当たり」で捉える発想は、高額コーチング各社に共通する。

HIROさんの言葉は示唆的だ。「英語コーチングは決して安くありませんが、だからこそ退路を絶って続けられる」。彼は各社のプログラム内容に大きな差は感じなかったものの、イングリードは教室などの固定費が少ない分、より現実的な金額だったことが決め手になったと語る。Kosukeさんも「コーチングに特化していて教室を持たない分、比較的コスパよく続けられそうだった」と振り返る。

両者に共通するのは、受講後も学習が続いていることだ。Kosukeさんは「受講を終えた今も英語の勉強は続いています。受講前と比べると、これはかなり大きな変化です」と語る。イングリードでは卒業時に、コーチが今後の学習ロードマップを手渡す。引き止めるのではなく、コーチなしで自走できる状態にして送り出す設計だ。

増田さんはこう表現する。「金額は確かに簡単ではない。でも続け方まで置いて帰ってくれるので、投資が無駄になりにくいと感じました」

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