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仕事で「もう無理」になるのは突然ではない…真面目で責任感が強い人が見逃す「3つの前兆」

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(写真:buritora/PIXTA)
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次に「我慢」とは、本当はやりたいことや、そうしたいという気持ちがあるのに、立場や周囲の空気を優先してやめてしまったことです。本当は断りたいのに断れない。本当は帰りたいのに周囲に合わせて残る。本当は声をかけたいのに、「自分から動かないほうがいいかもしれない」と気持ちを抑える。こうした状態では、自分の気持ちと実際の行動にズレが生まれています。これは「感情」の車線にできた小さな詰まり、感情渋滞の入口です。

そして「自己犠牲」とは、自分が引き受ける意味には納得できていないのに、「誰かが困るから」「自分がやったほうが早いから」と、自分を差し出してしまうことです。頼まれていないことまで引き受ける。誰もやりたがらない仕事に手を挙げる。あとから「なぜ、いつも自分なのだろう」とモヤモヤする。このとき詰まっているのは、「何のためにやっているのか」という意味の部分です。「意味」の車線にできた小さな詰まり、意味渋滞の入口です。

つまり、「無理」は情報、「我慢」は感情、「自己犠牲」は意味。3つはそれぞれ、思考の3車線に生じる小さな前ぶれです。一つひとつは、日常では見過ごしてしまうほど小さな違和感かもしれません。しかし、それが積み重なると、やがて「考えているのに進めない」という大きな思考渋滞につながっていきます。

「無理・我慢・自己犠牲」を悪者にしない

ここで注意したいのは、「では、無理も我慢も自己犠牲も全部やめればいい」という話ではないことです。3つが出てくる背景には、その人がもともと持っている「いいところ」があります。

無理をしてしまう背景には、その場をうまく回したいという責任感がある。我慢してしまう背景には、相手や周囲を大切にしたいという思いやりがある。自己犠牲をしてしまう背景には、「自分も何とかしなければ」と考える当事者意識がある。

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