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コロナ禍に80億円赤字でも150店出店の強気出店…「まねきねこ」社長が明かす"独走"の勝算 高校生の2人に1人が会員…!?

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『JOYSOUND新宿西口店』の外観
カラオケ業界が寡占化に向かう背景にはどのような理由があるのか(写真:筆者撮影)
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一方で、GENDAは果敢にM&Aを行い、カラオケ業界に殴り込みをかけている。

GiGOなどを運営するアミューズメント企業のGENDAが、カラオケ業界に参入したのは2024年。同年2月に「カラオケBanBan」を運営するシン・コーポレーションを子会社化したことを皮切りに、8月には通信カラオケ機器の販売などを手掛ける「音通」も傘下に入れる。さらに「カラオケの鉄人」の一部店舗や、2025年には「カラオケALL」などを運営するメロ・ワークスをグループ化して、ロールアップM&A(同業を次々と買収・統合する戦略)を急速に進めている。

前述の通り、GENDAはアミューズメント施設や、キャラクターIPを活用したプライズの企画・販売などを手掛けている。このポートフォリオにカラオケ事業を加えることで、グループ全体としてのシナジーも期待できる。

例えば、GiGOとカラオケBanBanでIPを活用した共同キャンペーンを展開するほか、両ブランドを同じ施設に併設した店舗も開業している。実際に2024年12月に、カラオケBanBanのみだった桑名店を、GiGOとの複合店に転換したところ、売り上げは前年同期比で2.2倍になった実例もある。店舗運営・IP・アミューズメント・カラオケ機器流通をグループ内に抱えることで、相互送客や共同調達など、単独事業では得にくい相乗効果を生み出せる。

上記のように、展開規模を拡大する2社を見ると、直近でもかなり大きな動きを見せている。

カラオケ業界が寡占化に向かう背景

一方で、上位5社のうちの残りの3社は、前述の2社ほどの大きな動きは見られない。カラオケ業界全体を俯瞰すると、M&Aや大量出店で規模を広げる企業と、既存店の収益力を重視する企業に二分されつつある。

背景には、大きく3つの要因が関係している。

まず1つ目が、カラオケ店を開業する初期投資が嵩むことだ。

新規でカラオケ店を出店する場合、物件取得費に加え、部屋ごとの内装や防音工事費、通信カラオケ機器や音響などの設備費、什器費などがかかる。当然、大箱になればなるほど費用が嵩み、資材費や地代が高騰し続けている昨今では、出店を踏み切れない状況が強まっている。

『JOYSOUND新宿西口店』の部屋の様子(写真:筆者撮影)
『JOYSOUND中野店』の大部屋(写真:筆者撮影)

2つ目が、差別化が図りづらいことだ。

J-Net21が2025年に行った調査によれば、カラオケボックスを選ぶ基準は、1位が「価格の安さ」、2位が「立地の良さ」、3位が「施設の清潔さ」、4位が「曲の充実度」だった(20代以上の男女913人を対象)。カラオケチェーン店が多々ある中でも、一般消費者から見れば、結局のところ価格と立地で選ぶのが実情だ。言い換えれば、いかに店舗網を広げて、価格競争力を高めるかが、競合に打ち勝つ大きな要因となる。

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