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キャリア・教育 #学校という身近な”異世界”の物語「知られざる教員のリアル」

そりゃ働き方改革が進まないわ…自分で学ばず質問攻め、若い教員が肩代わり「デジタルで効率化」を拒否OKな学校の歪み

7分で読める
職員室のデスクで頭を抱える男性教員
IT推進係だからと「調べたらすぐわかること」を毎回質問されて仕事が止まってしまう(写真:foly / PIXTA)

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人間誰しも、愚痴を聞いてほしいときもあれば、喜びを分かち合いたいときもある。それは学校の教員も同じだ。つらい経験に共感したり、笑い話にほっこりしたり、はたまた、成功体験をシェアしたり――、そんな学校現場の知られざる「リアル」をお届けしていく。
今回お話を聞いたのは、公立高校教員の森田剛志さん(仮名)だ。今年、森田さんは学校のIT推進係になった。「特に詳しいわけでもないのになぜ?」と思いつつ引き受けると、見えてきたのは「新しいことを受け入れない人」の存在と、それを許容し続ける学校のあり方だ。学校現場と教員の効率的な働き方の実現を阻む学校の課題について、語ってもらった。
【プロフィール】
投稿者:森田剛志さん(仮名)
年齢:40代
勤務先:公立高校

デジタルツールを覚えようとしない教員

「これ、どうやるんだっけ」

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近くに座る教員から声をかけられ、森田剛志さんは自分の仕事の手を止め、その教員のパソコン画面をのぞき込んだ。質問されたのはオンライン会議のアプリの操作方法だ。

といっても特別な知識が必要なわけではない。ネットで調べればすぐにわかることで、わざわざ同僚の手を止めさせて聞くほどではない。

しかし、IT推進係になってからこんな場面が増えた。その度に森田さんは自分の作業を中断しなければならず、仕事がなかなか進まない。

「僕自身、特別ITに詳しいというわけでもないんです。基本的な操作はできますが、パソコンスキルは他の教員と同じようなもの。ですから、僕が答えられるようなことは大抵、自分で調べれば解決します。しかも質問してくる人も、質問の内容もだいたい同じ。結局、覚えようとする気がないんだと思います」

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