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日仏夫婦が選んだ「英語」という第三の言語
都内の閑静な住宅街。厳重なセキュリティのマンションの一室のベルを押す。すると、フランス人のジェロームさん、妻の珠緒さんが出迎えてくれた。ジェローム・フィンクさんは外資系投資銀行の日本法人で働き、珠緒さんは美術館の学芸員として働いている。
リビングルームには無駄なものがなく、真っ白な壁には大きなキャンバスの現代アートが飾られており、夫妻のこだわりが伝わってくる。珠緒さんが淹れてくれた、ジェロームさんの故郷であるフランスのアルザス地方のルイボスティーをいただきながら、取材が始まった。
二人が話すときの言語はフランス語でも日本語でもなく、英語だ。
出会ったのがイギリス・ロンドンだったこともあり、出会いから今に至るまで、英語でコミュニケーションを取っている。夫妻が日本で暮らし始めてから20年以上が経つ今でも、それは変わらない。
国際結婚はただでさえ文化や価値観の違いが大きい。そのうえ、互いの母国語ではない英語でコミュニケーションを取っていると、もどかしい思いをすることはないのだろうか。


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