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ライフ #あの大恋愛の末に…国際結婚ベテラン夫婦の今

「察してほしい」が通じないから強い…《結婚20年の日仏夫婦》円満の秘訣は「ある本」に、悩みは「仕事と家族の優先順位」

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国際結婚 日仏カップル
互いの目を見ながら、会話する姿が印象的だった(写真:筆者撮影)(写真:筆者撮影)
  • 久保 佳那 ライター・ブックライター

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国際結婚から20年、30年、40年――。かつて「国境を超えた恋」をした夫婦は、いま何を思うのか。言語や文化の壁をどう乗り越えたのか。別れがよぎった日はなかったか。本連載では国際結婚20年以上の夫婦に、出会いから現在までのリアルを聞く。第2回は日仏カップル、ジェローム・フィンクさん、珠緒さんだ。

日仏夫婦が選んだ「英語」という第三の言語

都内の閑静な住宅街。厳重なセキュリティのマンションの一室のベルを押す。すると、フランス人のジェロームさん、妻の珠緒さんが出迎えてくれた。ジェローム・フィンクさんは外資系投資銀行の日本法人で働き、珠緒さんは美術館の学芸員として働いている。

リビングルームには無駄なものがなく、真っ白な壁には大きなキャンバスの現代アートが飾られており、夫妻のこだわりが伝わってくる。珠緒さんが淹れてくれた、ジェロームさんの故郷であるフランスのアルザス地方のルイボスティーをいただきながら、取材が始まった。

二人が話すときの言語はフランス語でも日本語でもなく、英語だ。

出会ったのがイギリス・ロンドンだったこともあり、出会いから今に至るまで、英語でコミュニケーションを取っている。夫妻が日本で暮らし始めてから20年以上が経つ今でも、それは変わらない。

国際結婚はただでさえ文化や価値観の違いが大きい。そのうえ、互いの母国語ではない英語でコミュニケーションを取っていると、もどかしい思いをすることはないのだろうか。

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