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留学生歓迎パーティーで右樹さんは恋に落ちた
「結婚するつもりで付き合いましょう!」
右樹さんがそう言ったのは、二人が出会ってからわずか数週間後のことだった。ハナさんは「ここまで言えば諦めるだろう」と思って「結婚するくらいの真面目な気持ちがなければ無理」と条件を突きつけた。その返事がこれだ。
時は遡って1999年4月6日、成蹊大学の留学生歓迎パーティー。右樹さんはハナさんを見た瞬間に恋に落ちた。ハナさんは右樹さんより8歳年上、受験を控えた聴講生だった。
「彼はアメリカ旅行から帰ってきたばかりでした。サイドの髪を刈り上げて、真っ赤なフリースを着ていました。個性が強くて、これまで見てきた日本人とは違うなと思いました」
右樹さんはさっそくハナさんをサークルに勧誘したが、あっさりと断られた。聴講生だったハナさんは翌年に大学受験を考えていて、アルバイトで生活費も稼ぐ必要があった。サークル活動を楽しむゆとりはなかったのだ。
それでも右樹さんは諦めず、偶然同じ授業を取っていることを知ると「一緒に授業を受けない?」と誘った。日本語にまだ不安があったハナさんは「隣にいてくれれば何でも聞けるし、助けてくれそうだ」と思い、承諾した。
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【恋愛どころではない状況だったハナさん】
