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ライフ #あの大恋愛の末に…国際結婚ベテラン夫婦の今

「察してほしい」が通じないから強い…《結婚20年の日仏夫婦》円満の秘訣は「ある本」に、悩みは「仕事と家族の優先順位」

11分で読める
国際結婚 日仏カップル
互いの目を見ながら、会話する姿が印象的だった(写真:筆者撮影)(写真:筆者撮影)
  • 久保 佳那 ライター・ブックライター
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珠緒さんの実家は夫妻の家からほど近く、今でも毎週日曜日に家族が集まってお寿司を食べる。珠緒さんが幼い頃から今でも続ける習慣だ。その場には必ずジェロームさんも加わる。ジェロームさんにとっても、家族と過ごす温かさを感じられる、大事な時間なのだという。ジェロームさんの両親はフランスにいるため、なかなか会うことはできないからだ。

ただ、ジェロームさんは、用事がない日でも毎日フランスの両親に電話をかける。数分の会話で終わることがほとんどだが、両親が話したいことがあれば、30分ほどになることもある。

「たまにしか電話をしていないと、何か悩みがあったとしても、なかなか話しづらいですよね。でも、毎日電話をしていれば、ちょっとしたことでも気軽に相談しやすい」ジェロームさんはそう話す。

遠く離れた家族との距離を、毎日の小さな積み重ねで補おうとするジェロームさんの姿を、珠緒さんは「親を大事にしているな」と思いながら見ているそうだ。

ジェロームさんの故郷である、アルザス地方の伝統的な布(写真:筆者撮影)

「実家の家族と過ごす時間を大事にする」という視点でいえば、二人が別々の文化で生まれ育ったことが功を奏す面もある。

家族と過ごす期間の定番は、フランスではクリスマス、日本はお正月だ。そのため、二人が付き合い始めたときから、クリスマスをフランスで過ごし、お正月は日本で過ごす機会が多かった。「どちらの実家ともゆっくり時間を過ごせるのは、文化の違いのおかげです」と珠緒さんは言う。

ジェロームさんは、初めて日本のお正月を経験したときのことをよく覚えている。珠緒さんの実家では、おせち料理を手作りして、着物を着て新年を迎える。日本のお正月をジェロームさんの両親も一緒に過ごしたこともある。

「フランスの新年は、友人とカウントダウンを楽しみます。だから、日本では新年に家族で集まることを知って驚きました。着物を着て、おせち料理を食べて、とても印象的な経験でした」

ジェロームさんの両親と、珠緒さんの親族が集まった場面(写真:フィンク夫妻提供)

夫婦と娘の関係が変わったきっかけ「愛を伝える5つの方法」

二人には、夫婦だけでなく、娘さんとの関係もより良くなったキッカケになった本があるという。『愛を伝える5つの方法』(ゲーリー・チャップマン著、いのちのことば社)という本だ。

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