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ライフ #百貨店消滅タウン

「福島の三越」と呼ばれた店もあえなく消滅…県庁所在地なのに百貨店が全滅、駅前風景が一変「東北の県都」の"皮肉な結末"

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福島駅
福島駅前の百貨店はなぜ全滅したのか?(写真:筆者撮影/敷地外から撮影しトリミング)

INDEX

かつて百貨店は「特別な場所」だった。しかし今、多くの街からその姿が消えつつある――。本連載では、百貨店が消滅した街を歩きながら、「なぜ消えたのか?」を街ごとに分析していく。 第8回は福島県福島市。かつて福島駅前に3つの百貨店が存在したが、すべて姿を消した。県庁所在地でありながら、なぜ百貨店は全滅したのか。
中合跡地。かつてここには、福島を代表する百貨店があった(写真:筆者撮影)
【写真を見る】「福島の三越」と呼ばれた店もあえなく消滅…県庁所在地なのに百貨店が全滅、駅前風景が一変「東北の県都」の"皮肉な結末"(17枚)

8月上旬の平日昼間、福島駅東口を歩いた。目に入るのはホテルやオフィスビルで、そのビル群の中にぽっかりと広大な更地ができている。かつて福島を代表する百貨店「中合(なかごう)福島店」があった場所だ。

「まさか中合がなくなるとは思わなかった。中合だけはずっとあるもんだと思っていた」

これは、福島駅前通り商店街の副理事長・齋藤誠さんの声である。更地は工事中の白い壁に囲まれ、駅前の一等地にしては広すぎる空が印象的だった。

①県庁所在地なのに百貨店が全滅した街

福島市は福島県の県庁所在地である。東京から新幹線で約1時間半、人口は約27万人。かつては養蚕と阿武隈川の舟運で栄えた城下町だった。

福島駅前にはかつて、長崎屋やエンドーチェーンなど多くの大型店が集まっていた。本稿ではそのなかでも、福島の百貨店史をたどるうえで中心となる「中合」「山田百貨店」「ツタヤ百貨店」の3店に注目したい。

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