「絶対に逃げられない顧客」を法外な価格で囲い込む
民間企業が顧客を騙したり、サービスの質を極端に落としたりすれば、通常は顧客が離れて競合他社に移るため、市場の淘汰が働く。
だが、もし顧客が「絶対にサービスを解約できず、他社を選ぶ自由も一切ない」としたらどうなるだろうか。
これこそが、PEファームが刑務所関連サービスに巨額を投資し、支配を進めている最大の理由である。
刑務所に収監されている受刑者とその家族は、PEが提供する劣悪なサービスを、どれほど法外な価格であっても甘受するほかない「究極の囚われの顧客」なのだ。
現在、アメリカの刑務所インフラはPEファームによってほぼ完全にハイジャックされている。
受刑者が家族に電話をかける、食堂で食事を摂る、病気になって医者にかかる、さらには出所時に自分の口座から現金を引き出す行為に至るまで、すべてのプロセスでPEファームの所有する企業が介入し、手数料をむしり取るシステムが構築されている。



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