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ライフ #神童だったあの子の今

「中学生で月30万円稼いでいた」カードゲームに夢中だった中学生→アニメプロデュース会社社長になった原点は"相場眼"

11分で読める
大貫さん
(写真:大貫さん提供)
  • 新倉 和花 東京大学法学部卒・麻雀プロ

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幼いころに「天才」「神童」と呼ばれた子どもたちは、その後、どんな大人になっているのか。本連載「神童だったあの子の今」では、早熟ゆえに称賛と戸惑いを同時に抱えてきた人物たちを訪ね、いまの彼らがどんな景色を見ているのかを聞いていく。

今回登場するのは、大貫佑介さん。数多くのアニメ作品のプロデュースに携わり、現在は株式会社ブシロードムーブで代表取締役社長を務めるなど、アニメ・エンタメに関わる複数の事業を率いている人物だ。

これまでプロデュースに関わったテレビアニメは60作品を超える。アニメをつくる仕事から、会社を経営する仕事、そして市場を分析する仕事まで、その活動は多岐にわたる。

彼の人生をひとつずつ辿っていくと、そのすべてが、中学生のときに手にした1組のカードからはじまっていることが見えてきた。

【写真】妻とともに…中学生のとき月30万円稼いでいた大貫さんの現在(ほか写真6枚)

優等生の小学生→カードゲームにのめりこむ

大貫さんの小学校時代は、いわゆる「真面目な優等生」だった。クラスの中でも、先生の話をよく聞き、成績もよく、周囲からもきちんとした子として見られていた。特別な神童エピソードがあるわけではない。ただ、目の前のことを丁寧にこなす少年だった。

赤ちゃんのころ(写真:大貫さん提供)

その少年が、中学に上がったタイミングで、人生の座標軸を一気に変える出会いをする。カードゲームである。

始めたのは、『マジック:ザ・ギャザリング』(MTG)。世界で最も競技人口の多いトレーディングカードゲームのひとつだ。友達に誘われて始めた程度の関わりから、彼はすぐに、これを「本気の競技」として扱うようになる。地区大会、地方大会、そして全国大会にも出場するようになった。

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