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今回登場するのは、大貫佑介さん。数多くのアニメ作品のプロデュースに携わり、現在は株式会社ブシロードムーブで代表取締役社長を務めるなど、アニメ・エンタメに関わる複数の事業を率いている人物だ。
これまでプロデュースに関わったテレビアニメは60作品を超える。アニメをつくる仕事から、会社を経営する仕事、そして市場を分析する仕事まで、その活動は多岐にわたる。
彼の人生をひとつずつ辿っていくと、そのすべてが、中学生のときに手にした1組のカードからはじまっていることが見えてきた。
優等生の小学生→カードゲームにのめりこむ
大貫さんの小学校時代は、いわゆる「真面目な優等生」だった。クラスの中でも、先生の話をよく聞き、成績もよく、周囲からもきちんとした子として見られていた。特別な神童エピソードがあるわけではない。ただ、目の前のことを丁寧にこなす少年だった。
その少年が、中学に上がったタイミングで、人生の座標軸を一気に変える出会いをする。カードゲームである。
始めたのは、『マジック:ザ・ギャザリング』(MTG)。世界で最も競技人口の多いトレーディングカードゲームのひとつだ。友達に誘われて始めた程度の関わりから、彼はすぐに、これを「本気の競技」として扱うようになる。地区大会、地方大会、そして全国大会にも出場するようになった。


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