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ライフ #神童だったあの子の今

「中学生で月30万円稼いでいた」カードゲームに夢中だった中学生→アニメプロデュース会社社長になった原点は"相場眼"

11分で読める
大貫さん
(写真:大貫さん提供)
  • 新倉 和花 東京大学法学部卒・麻雀プロ
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「アニメをどう広めるか」――この問いが、彼の次のフィールドを決めた。2015年ごろから、放送局で営業をしながら仕事相手とのコミュニケーションを通じてアニメーション事業・広告事業を学び、2020年に株式会社ブシロードに入社。グループの中核会社である株式会社ブシロードムーブに参画した。

ブシロードムーブが手がけるのは、コンテンツのプロデュース、宣伝、音響制作、番組制作、イベント制作、広告代理店業、声優事務所「響」の運営、インターネットラジオ「響 -HiBiKi Radio Station-」、タレントマネジメント――エンタメを人に届けるまでのあらゆる導線を統合的に扱う会社である。彼は現在、この会社の代表取締役社長を務めている。

さらに2024年からは、アニメデータインサイトラボの代表として、アニメ市場の四半期分析レポートを公開している。どの作品が、どんな層に、どういう理由で見られているのか――中学生のときにカードの相場を読んでいた目は、いまアニメ市場全体を読む目に成長し、業界の可視化そのものに貢献している。

「人が何を見ているか」を読み続けた30年

大貫佑介さんの経歴を並べると、こうなる。カードゲーム全国大会 → トレーディングカードゲームの行商人 → 現代思想・哲学専攻 → テレビ局10年 → コンテンツプロデュース会社代表。

一見バラバラである。だが、本人の中では、これは一本の関心軸の話でしかない。相手の心の中身について、ひたすら考え続けてきたという話である。

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