「以前の日本のメキシカンレストランは、私の親世代にあたる50~60代のオーナーが営む店が多く、タコスはメニューの一部という存在でした。一方で近年は、海外旅行やSNS、テレビ番組を通じて本場のタコス文化に触れた若者が増えました。彼らは、比較的手頃な価格で本格的な味を気軽に楽しめる、タコスそのものに魅力を感じているのです」(SARASA氏)
こうした背景から、若い世代が本場メキシコのタコスをコンセプトにした店を次々とオープンしているのだという。
日本人に身近な「ドンタコス」の売り上げが倍増
日本におけるタコス人気は、食品メーカーの商品開発にも反映されている。日本人にとって最も身近な“タコス”といえば、湖池屋のスナック菓子「ドンタコス」だろう。
タコス市場の盛り上がりを背景に25年9月にフルリニューアルした「ドンタコス」ブランドは、売り上げが前年比202%(※24年9月~25年5月と25年9月~26年5月の湖池屋出荷金額比)と倍増。
26年5月には本場メキシコで親しまれている「海鮮タコス」に着想を得た新商品「ドンタコス 海鮮グリルチリタコス」を発売した。本格メキシコ料理への関心の高まりを機に、家庭でもタコスを楽しむスタイルが広がっていることに着目した商品だという。
さらにのめり込んだら、家庭で本格的なタコスを手作りしたくなるかもしれない。筆者も食材がどこで手に入るのか気になっていた。
SARASA氏によると、自分でタコスを作るハードルは以前よりも下がっているとのこと。Amazonやコストコ、カルディなどでもトルティーヤ(薄焼きパン)やサルサ(スペイン語で「ソース」の意)を購入できる。もちろん、「Casa De Sarasa」でもタコス関連商品を扱っている。


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