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「公約ですから」一点張りに危機感…食品の消費税減税に「反対」する理由を国民民主党・玉木代表にとことん聞いた

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食品消費税減税の問題点について語る国民民主党の玉木雄一郎代表
  • 青山 和弘 政治ジャーナリスト、青山学院大学客員教授

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政治ジャーナリストの青山和弘氏が政党や各界の論客をゲストに招き、日本の政治を深掘りする「青山和弘の政治の見方」。今回は国民民主党・代表の玉木雄一郎氏をゲストに招き、「食品消費税減税」などについて聞いた。

※記事の内容は東洋経済の解説動画シリーズ「青山和弘の政治の見方」の下記の動画(後編)から一部を抜粋したものです。外部配信先では動画を視聴できない場合があるため、東洋経済オンライン内、または東洋経済オンラインのYouTubeでご覧ください。

【前編】撮影:昼間將太 、田中険人 編集:田中険人
【後編】撮影:昼間將太 、田中険人 編集:田中険人

食品消費税減税に「反対」の理由

――食料品の消費税について、2027年4月から2年間1%に引き下げる政府案が閣議決定されました。この案に対して、国民民主党が反対を貫いているのはなぜですか?

前提として、われわれは消費税を減税することが「絶対NG」とは思っていません。

とくに「デフレギャップ」といって、経済がデフレで、需要が大きく落ち込んでいるときには有効な手段といえます。それこそ新型コロナウイルスが流行していたときは、10兆円、15兆円という巨額のデフレギャップがあった。そういう場合に、例えば消費税を5%に一律減税すれば、消費を活性化して経済を元気にしていくことができます。

われわれは基本的に、消費税減税は景気の"調整弁”と考えて、景気が悪いときには下げ、よくなれば戻せばいいという発想です。で、今はどうか。日本経済は圧倒的にインフレですよね。連続的な物価の上昇が、2021年ぐらいから確実に起きています。

デフレを脱却する際には非常に有効な手段でも、インフレ下で減税をやると、デメリットのほうが大きくなってしまう。われわれの基準は、名目賃金上昇率が物価上昇率のプラス2%くらい、つまり今でいうと5%くらいに達して、それが数年続いたら、もうさすがに財政政策や金融政策で“吹かす”ことは必要ない、という考え方です。

そういう意味では、ここ3年は5%の賃金上昇が続いていますし、実質賃金も今年に入って1月から5月まで、連続でプラスに推移しています。消費税を減税する経済的意義がなくなっており、やってしまうとかえってインフレを加速させる懸念があります。

われわれの公約でも、消費税の減税についてはもともと"条件付き”でした。生命保険の注意書きじゃないですけど、細かいところまで見ていなかった人からすれば「減税すると公約で掲げていたじゃないか」と思うかもしれません。そういう条件付きだったってことを、もう少しわかりやすく伝えることができればよかったのですが。

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