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名字の不思議…人によって「渡辺」「渡邉」と漢字が違うのはなぜ? 発音も意味も同じ"異体字"が現代まで残っている理由

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書道をしている人
異体字はどのように生まれ、なぜ現代まで残っているのか(写真:Peopleimages/PIXTA)

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「島」と「嶋」、「辺」と「邉」――読み方も意味も同じなのに、なぜ形の違う漢字が存在するのでしょうか。普段何気なく目にしている人名や地名にも、実はこうした「異体字」が数多く使われています。
漢字文化史を専門とする阿辻哲次さんによれば、その背景には、漢字が使われてきた長い歴史と、文字を書く道具や文化の変化が深く関係しているといいます。本稿では、漢字にまつわる素朴な疑問に専門家が答える『漢字の大疑問』から一部抜粋・編集し、異体字がどのように生まれ、なぜ現代まで残っているのか、その知られざる歴史を紹介します。
Q:発音と意味が同じなのに、形が違う漢字はなぜあるのでしょうか
回答=阿辻哲次

「島」と「嶋」は何が違うのか

日本には、自分の姓や居住地の地名に使われる漢字について独自の主張を持つ方が、たくさんいます。

あなたのまわりにもきっと、「島」と「嶋」、「梅」と「楳」、「秋」と「穐」、「辺」と「邊」と「邉」など、日常的に書かれる漢字と違う文字を名前(特に姓)に使い、その漢字の使用にこだわる方がきっといることでしょう。

(画像:『漢字の大疑問 いつも使っているのに意外と知らない言葉の世界』)
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