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キャリア・教育

「氷河期エリート」が続々大企業トップに! 過酷な事業環境や下働きを乗り越えて得た異能とは?

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(写真:uotaxx/PIXTA)
  • 日沖 健 経営コンサルタント

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日本IBMの社長に村田将輝副社長が8月1日付で昇格しました。村田社長は2003年入社で、現在46歳です。03年入社といえば、氷河期世代。03年3月卒業の大学新卒の就職率は55.1%と過去最低でした。つまり、村田社長は「氷河期エリート」と言えます。また今年3月にJTの代表取締役社長に就任した筒井岳彦氏(51)も氷河期世代となります。

このように、今、氷河期世代が年齢的に会社で中心的な役割を果たすようになってきています。はたして氷河期エリートはどのように生まれ、どのような特徴があるのでしょうか。今後の展望も併せて考えてみましょう。

リーダーとしての経験を積む機会がなかった

まず、03年入社組の新人時代から現在までの足取りを、キャリア形成という観点から確認しましょう。

03年3月の大学卒業者数は54万4894人でした。大学進学率が低かった1990年の卒業者数40万0103人と比べて36%も多い人数です。一方、企業はITバブル崩壊の影響などで、採用数を絞りました。その結果、就職難が深刻化し、多くの若者が非正規労働者になることを余儀なくされました。

運よく正社員として就職した層も、希望しない会社・職種に就いたため、ミスマッチが多発しました。十分な導入教育も指導もしてもらえず、職場で放置されました。失望した氷河期世代の多くが、リベンジのために早期に転職しました。

しかし当時は、現在と違って会社側に第二新卒の受け入れ態勢が整備されておらず、新人の早期の転職はキャリアをゼロからやり直すことを意味しました。氷河期世代は、社会人の出だしでキャリア形成に大きく躓いてしまったのです。

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