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「氷河期エリート」が続々大企業トップに! 過酷な事業環境や下働きを乗り越えて得た異能とは?

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(写真:uotaxx/PIXTA)
  • 日沖 健 経営コンサルタント
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③ 危機意識が高く、柔軟に方向転換

氷河期世代は、リストラ・コスト削減・事業撤退といった困難を経験したので、危機意識やリスク感度が高いようです。「これはまずい!」と思ったら、しがらみにとらわれず柔軟に方向転換することができます。

「ある営業所長(47歳)が、信用不安の兆候が現れた販売先との取引をスパッと停止しました。過去、与信管理部門が取引の見直しを営業部門に求め、営業部門が抵抗するというのが通例だったので、『彼は宇宙人なのか』と社内で大きな話題になりました」(商社・経営者)

逆境をくぐり抜けてきた

④ 忍耐力があり、打たれ強い

氷河期世代には、若手時代に長時間労働・人員削減・成果主義・パワハラなどさまざまな理不尽を経験した人が多く、「多少きつい仕事は当たり前」という感覚を持っています。また、「成果が出なくて怒られるのが当たり前」と考える人も多く、打たれ強いようです。

「当社のこの世代は、ストレス耐性が他の世代に比べて高いという調査結果が出ています。上司に怒られても、たいていケロッとしていますね。他の世代がメンタルをやられたり、SNSに不満をぶちまけたりするのと、かなり違います」(輸送機・人事部長)

氷河期世代が就職・転職・昇進で不利になったり、業務遂行で苦労したことは、一般的にキャリア形成にとっては大きなマイナスです。しかし、逆境に打ち勝つ優れたリーダーを養成するという点では、逆にプラスに作用しているのかもしれません。

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