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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

「どうせ僕なんて」と落ち込む小5に「そんなことない」は逆効果…たった1つの問いかけで《人生の物語》の1行目が始まる

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子供が自己嫌悪に陥ったとき、「そんなことないよ」「次は頑張ろう」などと語りかけていませんか?(写真:わたなべりょう / PIXTA)
  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家

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【質問】
小学5年生の息子のことで相談です。最近、テストの点数が思うように取れなかったり、友達関係でうまくいかないことがあると、「どうせ僕なんてダメなんだ」「嫌われている」といった否定的なことばかり言うようになりました。親としては「そんなことないよ」「次は頑張ろう」と励ましているのですが、あまり響いていない様子です。むしろ言えば言うほど、気持ちを閉ざしてしまうようにも感じます。どう関われば、前向きに考えられるようになるのでしょうか。
(小学5年生の保護者)

子どもが落ち込んだり、自己嫌悪に陥ったとき、「そんなことないよ」「次は頑張ろう」と語りかけたくなる気持ちはよくわかります。しかし、これらの言葉が子どもの心に響くことはほとんどなく、逆に親の「励まし」が、実は子どもを追い詰めている可能性もあるのです。

そう聞くと驚かれるかもしれませんが、筆者はこれまで38年間、教育現場で子どもと関わり、延べ数万人の保護者から相談を受けてきました。その中で何度も見てきたのは、「子どもを何とか前向きにさせたい」という親の愛情が、皮肉にも逆方向に作用してしまっている現実だったのです。

ですから、ご相談者さんの「言えば言うほど気持ちを閉ざしてしまう」という直感は正しいと言えます。いったい、なぜそうなるのか。結論から言えば、親の励ましは、子どもにとって「自分の気持ちの上書き」に他ならないからです。

「そんなことないよ」は、親による"物語の強奪"

小学5年生は、自分を客観的に見る力が育つ「10歳の壁(9歳の壁)」を越えたあたりにいます。自分の限界や周囲との違いに気づきやすく、心が揺れ動く繊細な時期です。

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