有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

アップル本社「Apple Park」は巨大な環境装置だった、土も風も駐車場も設計で変えた脱炭素の発想

10分で読める
Apple Park
iPhoneが発表される舞台で度々目にする、本社内にある虹色のアーチ(写真:筆者撮影)
  • 草刈 和人 テックメディア「ゴリミー」運営

INDEX

ニュースやSNSで、一度は目にしたことがあるかもしれない。アメリカ・カリフォルニア州クパチーノにある、巨大な円盤型のビル。ガラス張りの外壁がぐるりと輪を描き、中庭には緑が広がる。アップルの本社「Apple Park」だ。

あの「円盤型ビル」、実は巨大な環境装置だった

その形の異様さから「宇宙船」とも呼ばれるこの建物を、筆者は環境をテーマにした取材で訪れる機会を得た。正直に言えば、訪問前はアップル製品のリサイクルや再生素材の話を聞かされるものだと思っていた。ところが案内されたのは、本社の建物そのものだった。

歩けば歩くほど分かってくる。この巨大な円盤は、見た目の派手さで語られがちだが、その実態は環境負荷を減らすために設計された、一個の巨大な装置だった。しかも、その徹底ぶりは想像を超えていた。

近年、テック大手が環境性能を前面に押し出した本社を建てる例は珍しくない。グーグルは2022年5月、シリコンバレーのマウンテンビューに自社で初めて一から設計したキャンパス「Bay View」を開設した。5万枚の湾曲した太陽光パネルを竜のうろこのように並べた「ドラゴンスケール・ソーラースキン」を屋根に敷き、約7メガワットを発電する。北米最大級の地熱パイルシステムも備え、冷却に使う水を従来方式より90%削減したという。マイクロソフトは20年1月、30年までに排出量以上の二酸化炭素を除去する「カーボンネガティブ」を宣言している。

【写真を見る】アップル本社「Apple Park」は巨大な環境装置だった、土も風も駐車場も設計で変えた脱炭素の発想(6枚)
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数