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キャリア・教育

学生の約7割、企業の約3割がAIを活用…「令和の就活」で繰り広げられる《AIによる化かし合い》がたどる"虚しい末路"

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AIを活用した採用プロセスが見失ってしまうものとは(写真:zon/PIXTA)

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ここ数年、売り手市場が続き、学生の就職率が高止まりしている「終活戦線」。ですが、その水面下では、けっして噓ではないけれど、AIを活用してエントリーシートのエピソードを盛ってくる学生と、それを見抜くのに苦戦する採用担当者の熾烈な攻防が繰り広げられているといいます。
本稿では、AIの実装がデフォルト化した現在の採用活動の実態と、それによって損なわれてしまう採用の本質について、細谷修平氏と曽和利光氏の共著『AI時代の採用戦略 “人を見る仕事”は何がどう変わるのか』から一部を抜粋・編集する形でお届けします。

学生の約7割がエントリーシートにAIを利用している

マイナビの2026年卒調査では、エントリーシートについて「エピソードは事実より『盛って』書いている」と答えた学生が16.5%、「志望動機を創作したことがある」が13.3%、「事実ではないエピソードを使ったことがある」も4.8%存在しました。

また、同じ調査の別の質問によると、AIを利用したことがある学生は82.7%、就職活動でAIを利用したことがある学生は66.6%に達しました。利用目的の最多は「エントリーシートの推敲」で68.8%です。

これらのデータからわかることは、極端な虚偽は少数だとしても、「完全な事実」と「評価されやすい表現」のあいだで、一定割合の学生がエントリーシートの調整や創作を行なっていること。そしてその調整や創作にAIが使用されているということです。

つまり、学生にとってAIは、もはや一部の先進層だけが使う特殊な道具ではなく、就活の文章を整えるための一般的なインフラになりつつあります。

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