JR西日本が、同社として過去最大の投資に乗り出す。
今年5月に公表した中期経営計画によると、2026~30年度の5年間で合計2兆6200億円の投資を予定する。期間中の営業キャッシュフローは1兆7000億円を見込み、不足分は資金調達や資産売却で賄うという。
25年度までの前中計では、23~27年度に計1兆6100億円の投資を掲げていた。そこから大幅な積み増しとなる。金利の上昇局面でリスクを背負う一方、30年度の営業利益目標は2300億円(25年度比320億円増)にとどまる。
見据えるのは「2030年代の飛躍」という。関西エリアは30年秋ごろに大阪IR(統合型リゾート)、31年に大阪市内を横断する「なにわ筋線」の開業などを控える。このタイミングで仕掛ける大勝負の中身に迫った。
運賃改定を視野に車両更新
総投資額の約55%、1兆4500億円を主に鉄道関連の維持更新、安全性向上に費やす。そのうち5000億円は新幹線、在来線の車両更新に投じる。
この記事は有料会員限定です
残り 2256文字

